秋葉まつり

高知県の山の中、仁淀川町別枝で200余年続く秋葉神社の大祭をご紹介します。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

仕上げ

沢渡組の仕上げ

【写真:沢渡組の仕上げ】

 翌日には「仕上げ」と呼ばれる後かたづけと中間決算報告、そして夜はまた宴会です!

 翌日は各地区ごとに世話役が中心になって、朝から衣装を干します。お昼過ぎにはみんなが集まってきて、干した衣装をしまったり、汚れたものをより分けてクリーニングに出したりします。その間に世話役は決算をして、今年のその時点での収支報告や、来年への申し送り事項などを確認します。
 夕方からは踊り子の保護者も加わって、にぎやかな宴会が始まります。別枝に子どもがいなくなってから久しく、今現在お祭りが続けられるのも地区外から来てくれる子どもたちのおかげですので、保護者の方へのお礼も兼ねています。また、こうした交流を通じて、今まで祭り関係者でなかった保護者が祭りの準備や役に加わってくれることもあり、うれしい効果もあります。

 毎年、秋葉様が秋葉神社を出る9日に始まる「秋葉さん」も、こうして12日に終了となります。4日連続飲み続けのみんなの肝臓もやっとお休みです(笑)。


スポンサーサイト

祭りのあと

お堂まわり

【写真:お堂まわり】

 秋葉まつりは別枝地区のお神祭(じんさい)も兼ねています。

 神祭では各家庭でごちそうを並べてお酒を飲みます。知り合いやご近所さんが次々やってきては、家の人と食べて飲んでは帰っていきます。
 というわけで、秋葉まつりの間、別枝の各家庭、特に練りの通る岩屋地区や本村地区はお神祭のお客さんの接待で大変です。女性たちはお接待にかかりっきりで、お祭りを見る暇もありません。
 3時過ぎにお祭りが終了すると、練りに加わっていた人たちは、それぞれ縁のあるところや知り合いのところへ向かい、祭りの話に花を咲かせます。この頃には岩屋や本村だけでなく、霧之窪、芋生野、沢渡など、至るところで神祭となります。みんな疲れもあって大酔いになることもしばしばですが、祭りが無事終わって上機嫌なので問題なしです(笑)。

練りの一行

中越家の練り

【写真:中越家横道をいく練りの一行】

 岩屋神社から山の上の秋葉神社まで、山里ゆえにひたすら急坂を登っていく練り。その練りの一員として、朝早くから夕方まで歩き通すのは、高齢になってくると難しくなってきます。
 その上、履物は下駄。若い人でもさすがに疲れます。高齢化の進む別枝地区では、祭りの行列に加わりたくても「今年はもう無理」というお年寄りが毎年何人か出てきます。どれほど残念か、本当に胸が痛みます。
 それでもまだ見に行ける人はよい方で、足腰が弱り、家から出られなくなってしまう人もいます。そうした人たちは、地区内で踊りを奉納する10日の「お宮参り」や11日朝の「出たて」を楽しみにしています。大祭当日の朝、家の前から見送るお年寄りを見ると、練り奉納組のメンバーも何とも言えない気分だそうです。きっと皆心の中で「一生懸命やってくるきね(やってくるからね)」と誓いながら出発するのでしょう。
 息子、孫、ひ孫の晴れ姿。どうかいつまでも皆さんお元気で長生きして、叱咤激励してください。

神主さん

神主さん

【写真:神主さん 中越家横道にて】

 青の束帯に身を包んだ秋葉神社の神主さんは、中越八束さんです。秋葉まつりの「お庭」(踊りを奉納する場)であり、またしだれ桜で有名な中越家の当主でもあります。昨年、毎月11日に氏子総代で行われている神社の清掃作業に何度か参加する機会があり、そのときお話しすることができました。とても気さくな方で、今後もいろいろとお話をうかがいたい祭り関係者のひとりです。今年も大役、お疲れ様でした!

鼻高

市川家に入ってくる鼻高

【写真:市川家に入ってくる鼻高】

 鼻高は練りでひとりだけです。先頭に立って練りを導いていく重要な役回りです。鼻高は必ず本村組の役となっています。その胸を張って悠々と歩く姿は、ただの見物客になってしまいがちな私たちの気を引き締め、秋葉さんへの畏敬の念をよみがえらせます。今年もりりしかった!

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。