秋葉まつり

高知県の山の中、仁淀川町別枝で200余年続く秋葉神社の大祭をご紹介します。

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週末の桜は・・・

ひょうたん桜

【写真:生芋のひょうたん桜】

 ここのところ冷え込んでいます。毎朝氷点下です。と言うわけで、中越家のしだれ桜は開花が遅れているかも・・・今日の夕方には役場のHPで開花状況がアップされると思いますので、花見を予定している方は要チェックです!ちなみに日曜日は雨の予報です・・・

 さて、今日は生芋のひょうたん桜の紹介です!
 別枝・生芋(せいそう)のひょうたん桜を皆さんご存じですか?自然に生えてきたものだと思われ、樹齢などはよくわかりませんが、大規模林道の延長により気軽に見に行けるようになりました。
 場所は別枝地区を通っている大規模林道)柳谷から入る2車線の大きい道路。秋葉まつりでは駐車場の役割も果たしています。)をずーっとまっすぐ行ってアスファルト舗装が終わっているところです。道路のすぐ脇に生えていますので、どなたでもわかると思います。
 開花は中越のしだれ桜とほぼ同時か、少し遅いぐらいです。中越家のしだれ桜の見頃もしくは見頃を過ぎたころにお越しの方はぜひ生芋まで足を伸ばしてみてください!

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市川家のしだれ桜が見頃です!

市川家のしだれ桜3

【写真:市川家のしだれ桜】

 今日の夕方ちょっと見に行ってきました!市川さんによるといつもよりつぼみが少ないとのことでしたが、やっぱりきれいでした!
 大渡ダムの桜はまだ少し早かったです。今の調子でいくと来週末がよいかもしれません。

市川家早くも開花

市川家しだれ桜2

【写真:去年の2分咲き程度の市川家しだれ桜】

 市川家のしだれ桜が早くも開花しているそうです!見頃は今週の週末になりそうです。
 市川家のしだれ桜は枝が地面まで垂れていて、桜の下に入ると桜の檻の中にいるみたいで、中越家に負けず劣らず、私のお気に入りです。ぜひ見にいらしてください。


祭り報告のあとは・・・

沢渡小学校の桜

【写真:旧沢渡小学校の桜】

 さて、お祭り報告も終了です。これから何があるかというと・・・

 まずは桜!別枝地区には秋葉まつりでも有名な中越家に、樹齢200年を超える立派なしだれ桜があります。実はこのしだれ桜、市川家にあったしだれ桜の子ども。その市川家のしだれ桜は枯れてしまったそうですが、そちらもすごく立派なしだれ桜だったそうです。今、市川家にあるのは中越家のしだれ桜の子ども。孫桜が帰ってきたわけです。
 別枝地区下流にある大渡ダムの桜も合わせると、【ダムのソメイヨシノ→市川家のしだれ桜→中越家のしだれ桜】となんと3週間連続で桜が楽しめてしまう別枝地区。まずはダムの桜から咲き始めですが、今年の開花はいつでしょうか?!毎年3月20日頃で全国的にも早い方なのですが・・・この頃には土佐和紙の原料として育てられているミツマタも花盛り。山里らしい春の景色です。
 祭りではお昼までに完売した人気の「いりもち」も、桜シーズン中のみ中越家下の特設売店で販売していますので、お土産にぜひ。

 ゴールデンウィークに入ると、お茶摘みシーズンの到来です。上質茶の産地として知る人ぞ知る高知県の中でも、仁淀川町は県内屈指の茶産地です。息子に娘、孫まで、祭り同様みんなが帰省してお茶摘みに精を出します。この時期には美しい黄緑色の新芽に輝く茶畑と、製茶工場からただようお茶の香りが別枝地区を埋め尽くします。

 梅雨が明けると秋葉まつり衣装の虫干しです。よく風を通して来年の秋葉に備えます。美しい岩屋川渓谷では、夏休みにはキャンプをする家族連れも見られます。

 秋になり、岩屋川渓谷の美しい紅葉の訪れとともに冷たい空気を感じ始めると、秋葉まつりに向けて保存会や世話役が動き出します。学校を回って協力のお願いをしたり、バスの手配をしたり・・・みんなの心も秋葉に向けて浮き立ってくる頃です。

 そしてあっという間に正月がやってきて、秋葉まつりはもうすぐそこに!来年の秋葉さんまで、四季折々の別枝をお伝えしていきます。そして来年も一緒に秋葉まつりを見に行きましょう!

秋葉まつりという祭り

雪の秋葉神社

【写真:雪の秋葉神社】

 私が秋葉まつりに関わって3年。どうしてこんなにこの祭りに惹かれるのか、それにはもちろん理由があります。

 練りの美しさ、鳥毛の見事な技、踊り子たちのかわいい姿、楽しい油売りなどなど、もちろん大祭当日の「練り」自体は大きな魅力のひとつです。
 でも、祭りの魅力はもっと奥深いところにあると感じています。200年続いてきた歴史あるお祭りですから、お年寄りも若者も生まれたときから祭りを見て育ちました。信仰心も強く、また祭りに対する誇りや思いも、並大抵のものではありません。地区を出て行った地元出身者もこの時期には帰ってきて、老若男女、地元が一丸となってお祭りに全力を注ぎます。
 昔ながらのやり方で準備も何もかも行っていくので、その労力は相当のものです。ひとつひとつが手作業で、手を抜くことがありません。地区の過疎化・高齢化が進んだことで、ひとりひとりの負担はむしろ年々大きくなっています。それでも若い人も一緒になって祭りに一生懸命になる姿には本当に感動します。
 また、踊り子のならし(練習)もすばらしいです。世話役になっていなくても、お年寄りから若者まで、暇さえあれば顔を出し、一生懸命に教えます。子どもたちもおじいちゃんやお父さんの指導を受けて一生懸命おぼえます。休憩時間には1年生から6年生まで、みんなで一緒に宿題をしたり、山の中に駆け込んで元気に遊んだりしています。小学校の先生は「練習が大変だろうから、宿題はできたらでいいよ」と言うそうですが、全員ちゃんとやってくるそうです。こうした世代、家庭・親戚を超えた関わりは、今まさに重要視されている「地域教育」のお手本と言えるでしょう。

 別枝地区の過疎化・高齢化は非常に深刻で、お祭りの継続も年々厳しくなってきています。それでも安易に外の力に頼るのではなく、あくまで地元出身者にこだわる、そのこだわりが200年前から今まで、変わらず「秋葉さん」を支えてきました。私たちボランティアは見守ることしかできませんが、によど雑木団の願い、「死ぬまで毎年秋葉さんを見たい。」どうかいつまでも続きますように。

仕上げ

沢渡組の仕上げ

【写真:沢渡組の仕上げ】

 翌日には「仕上げ」と呼ばれる後かたづけと中間決算報告、そして夜はまた宴会です!

 翌日は各地区ごとに世話役が中心になって、朝から衣装を干します。お昼過ぎにはみんなが集まってきて、干した衣装をしまったり、汚れたものをより分けてクリーニングに出したりします。その間に世話役は決算をして、今年のその時点での収支報告や、来年への申し送り事項などを確認します。
 夕方からは踊り子の保護者も加わって、にぎやかな宴会が始まります。別枝に子どもがいなくなってから久しく、今現在お祭りが続けられるのも地区外から来てくれる子どもたちのおかげですので、保護者の方へのお礼も兼ねています。また、こうした交流を通じて、今まで祭り関係者でなかった保護者が祭りの準備や役に加わってくれることもあり、うれしい効果もあります。

 毎年、秋葉様が秋葉神社を出る9日に始まる「秋葉さん」も、こうして12日に終了となります。4日連続飲み続けのみんなの肝臓もやっとお休みです(笑)。


祭りのあと

お堂まわり

【写真:お堂まわり】

 秋葉まつりは別枝地区のお神祭(じんさい)も兼ねています。

 神祭では各家庭でごちそうを並べてお酒を飲みます。知り合いやご近所さんが次々やってきては、家の人と食べて飲んでは帰っていきます。
 というわけで、秋葉まつりの間、別枝の各家庭、特に練りの通る岩屋地区や本村地区はお神祭のお客さんの接待で大変です。女性たちはお接待にかかりっきりで、お祭りを見る暇もありません。
 3時過ぎにお祭りが終了すると、練りに加わっていた人たちは、それぞれ縁のあるところや知り合いのところへ向かい、祭りの話に花を咲かせます。この頃には岩屋や本村だけでなく、霧之窪、芋生野、沢渡など、至るところで神祭となります。みんな疲れもあって大酔いになることもしばしばですが、祭りが無事終わって上機嫌なので問題なしです(笑)。

練りの一行

中越家の練り

【写真:中越家横道をいく練りの一行】

 岩屋神社から山の上の秋葉神社まで、山里ゆえにひたすら急坂を登っていく練り。その練りの一員として、朝早くから夕方まで歩き通すのは、高齢になってくると難しくなってきます。
 その上、履物は下駄。若い人でもさすがに疲れます。高齢化の進む別枝地区では、祭りの行列に加わりたくても「今年はもう無理」というお年寄りが毎年何人か出てきます。どれほど残念か、本当に胸が痛みます。
 それでもまだ見に行ける人はよい方で、足腰が弱り、家から出られなくなってしまう人もいます。そうした人たちは、地区内で踊りを奉納する10日の「お宮参り」や11日朝の「出たて」を楽しみにしています。大祭当日の朝、家の前から見送るお年寄りを見ると、練り奉納組のメンバーも何とも言えない気分だそうです。きっと皆心の中で「一生懸命やってくるきね(やってくるからね)」と誓いながら出発するのでしょう。
 息子、孫、ひ孫の晴れ姿。どうかいつまでも皆さんお元気で長生きして、叱咤激励してください。

神主さん

神主さん

【写真:神主さん 中越家横道にて】

 青の束帯に身を包んだ秋葉神社の神主さんは、中越八束さんです。秋葉まつりの「お庭」(踊りを奉納する場)であり、またしだれ桜で有名な中越家の当主でもあります。昨年、毎月11日に氏子総代で行われている神社の清掃作業に何度か参加する機会があり、そのときお話しすることができました。とても気さくな方で、今後もいろいろとお話をうかがいたい祭り関係者のひとりです。今年も大役、お疲れ様でした!

鼻高

市川家に入ってくる鼻高

【写真:市川家に入ってくる鼻高】

 鼻高は練りでひとりだけです。先頭に立って練りを導いていく重要な役回りです。鼻高は必ず本村組の役となっています。その胸を張って悠々と歩く姿は、ただの見物客になってしまいがちな私たちの気を引き締め、秋葉さんへの畏敬の念をよみがえらせます。今年もりりしかった!

[お神輿②] 初めてお神輿をやってみて

輿守さん

【写真:祭りを見守る輿守さんたち】

 祭り終了後、初めてお神輿を担いだ7人のうち、2人にお話をうかがう機会がありました。

 初めて参加した旧仁淀村のNさんは、「初めてだったので要領がわからず大変でした。でもまた来年もやりたい。来年はもっと体力をつけて準備万端でやりたいと思います。」と語ってくれました。
 旧池川町から初参加したTさんは、「祭り前日までは、輿守に誘ってもらった職場の上司から、『神輿は300kg、いや、1トンはあるぞ』(実際は130kgだそうです。)とか『担いだ次の日は肩がぼっこり腫れるぞ』など、さんざん脅されていましたので、かなり不安になっておりました。当日になり岩屋神社での最初のキョウサーでは不安が的中し、これほど揺さぶると、とても最後まで肩がもたないと恐怖を覚えました。しかし、徐々にコツをつかみ慣れていき、最後の秋葉神社が終わると達成感が生まれました。また、せっかく慣れてきたのに、もう終わり?という気持ちもありました。来年またやるか?と言われれば、やりたいなぁという気持ちが強いです。」と感想を寄せてくださいました。

 どちらも来年もやってくれそうですね!楽しみにしています!!

[お神輿①]体力勝負、屈強の輿守

法泉寺のお神輿

【写真:法泉寺のお神輿】

 「キョウサー!キョウサー!」威勢のいいかけ声とともに左右に大きく揺らしながら進む勇ましいお神輿。今年はそのお神輿を担ぐ輿守さんたちにもドラマがありました!

 実はお神輿を担ぐ14人の輿守さんのうち、なんと半数の7人が新人さんだったのです。しかも、昨年8月に仁淀村は吾川村、池川町と合併し、「仁淀川町」になった関係で、初めて旧吾川村と旧池川町からも一人ずつ参加しました。旧池川町の人は知り合いだったので、輿守さんの中にその顔を見つけたときはびっくりしました(笑)。輿守も大変な役で、毎年地元の消防団にお願いしているのですが、選ばれた団員さんは、いつも事前に走り込みなどの体力トレーニングを積み、本番に備えるそうです。それだけ体力のいる役なのです。

 最後のお堂まわりのときに輿守さんたちと少しお話ししましたが、皆さん「やりきったぞ」という満足感に満ちあふれた、本当にすばらしい笑顔でした!新しく入っていただいた7人の輿守さんたちは、来年さらに腕に磨きをかけて神輿を担いでくれるでしょう!新人7人を率いたベテラン輿守さんもお疲れ様でした!!

ミニサイハラ(お守り)

ミニサイハラ

【左から沢渡組、本村組、霧之窪組】

 油売りが売り歩くミニサイハラはこんなお守りです。鼻高や悪魔が持っているサイハラのミニチュア版です。毎年地区ごとに竹を切ってくるところから1本ずつ手づくりしています。各地区ごとに色づかいや房の切り方にも違いがあり、3本そろえると楽しいです。また、家に飾っておいてもカラフルですてきなお守りです。防火のお守りなので、台所などの火回りに置くと効果は絶大かも!?

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