秋葉まつり

高知県の山の中、仁淀川町別枝で200余年続く秋葉神社の大祭をご紹介します。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

祭りの花形「鳥毛(とりけ)ひねり」

本村組の鳥毛
【写真:本村組の鳥毛ひねり】

 「鳥毛ひねり」は2人1組の「若いし」(若者)が、火事装束を着て踊りながら、約6.5メートルのヒノキの丸棒の先に、東天紅(鶏の一種)の尾羽を飾ったカブトをつけた「鳥毛」を十数メートル離れた相手と投げ合うというものです。
 踊り子(子どもたち)、鳴り物(お囃子)、悪魔(鬼面)、油売り(道化役の商人)などの役は「練り奉納組」である3部落(沢渡組・本村組・霧之窪組)それぞれにおり、鳥毛も同様です。衣装と鳥毛を見れば一目でわかるのですが、

 衣装の襟などが青、鳥毛の房が紫 「霧之窪組」
 衣装の襟などが赤、鳥毛の房も赤 「本村組」
 衣装の襟などが金、鳥毛の房が白 「沢渡組」

です。

 鳥毛に使うヒノキの棒は柾目で作らないと折れてしまうため、樹齢が百年を超える大木から削り出す必要があり、値段はあってないようなものだそうです。少なくとも1本が数十万円単位です。柾目で作ったといっても普通のヒノキの棒ですから、投げられた鳥毛の受け方を失敗すると簡単に折れてしまいます。練習に練習を重ねても、難しい技を必要とする鳥毛は、時に折れてしまうことがあり、常に何本かストックしてあります。
 その長い鳥毛を投げ合うのは、もちろん非常に難しいそうです。何しろ6.5メートルの棒の上に4キロもあるカブトがのっているのを、棒がほぼ垂直に飛ぶようになげなければいけません。しかも鳥毛は「鳥毛ひねり」と呼ばれるように、全身をひねるように踊りながら投げ合います。従って2人の息を合わせ、踊りもしっかりできないとタイミングが合わないのです。
 「たくり」と呼ばれる長い帯布を頭から垂らし、それをなびかせながら空を舞う鷹のようにひねる踊りとその妙技に、見る者は思わずため息と拍手。まさに祭りの花形です。

 鳥毛のことをもっと詳しく知りたい方は、「秋葉まつりホーム」の「鳥毛」をご覧ください。

準備万端!

霧之窪組のはりもの

【写真:霧之窪組のはりもの】

 昨日は「切り飾り(沢渡組・本村組)」「はりもの(霧之窪組)」と呼ばれる直前の準備が行われました。朝8時頃から練り奉納組の3地区が、それぞれ地区の集会所に集まって午後3時頃まで準備をしました。

 霧之窪組の集会所は古くからある建物で、電気もないし、ガラスもないので、戸と窓は全開、囲炉裏の火であたたまりながら準備をします。本村組は法泉寺横の集会所、沢渡組は茶畑に囲まれた集会所で準備をします。
 どこの地区も30~50人が集まり、作業をします。わらじや太鼓・鉦などに房をつけたり、鳥毛の羽をきれいに差し直したり、踊り子が持つ踊り棒を作ったり、油売りが当日売るお守り「ミニサイハラ」を作ったり、すべての準備がこの日に行われます。
 一同集まって作業をしながら、準備の方法やコツなどをお年寄りから学びます。米糊を作ったり、こよりをよったり、クチナシで鳥毛の棒を黄色に塗ったり、昔ながらの方法で準備が行われます。この「切り飾り」「はりもの」も祭り伝承のための重要な一日なのです。

 どこの部落もだいたい3時には準備が終わって、飲み会が始まります。あとは衣装合わせが残っているだけで準備万端、本番を待つのみ。大祭まで残すところあと5日です!

今日は最後の練習でした。

霧之窪組の踊り子のならし

【写真:霧之窪組の踊り子のならし】
 
 今日は最後のならし(練習)と、参道・神社境内のお掃除がありました。
 
 お掃除はボランティアや地区の人みんなでたまった落ち葉を掃いたり、枝を払ったりしました。たくさんの人の参加で思ったより早く終わってよかったです。によど雑木団のメンバーも参加してきましたが、すっかりきれいになって、あとは本番待つのみ!です。

 ならし(練習)は今日が最後。みんな仕上げで細かいチェックが入っていました。子どもたちが帰ったあとは大人だけでたき火を囲んでお酒を飲みながらワイワイ。これがまた地元の人たちの大きな楽しみでもあります。お酒が入るとお年寄りから若い人たちへのアドバイスも熱が入ってきて、祭り熱は一層高まります。

 こうして祭りは代々受け継がれていくのです。

秋葉の里の名品

霧之窪組の踊り子

【霧之窪組の踊り子】
 
 まずはなんと言っても「いりもち」。めずらしい小麦粉の皮によもぎがたっぷり入っていて、中のあんこももちろん手づくり。このいりもちは仁淀川町内をはじめ、いの町、越知町など周辺地域でも作られている伝統的な家庭のおやつです。しかし、地域、どうかすると各家庭によって独自の作り方やこだわりがあります。私は特に「秋葉生活改善グループ」の女性たちが作っているいりもちの大ファンです。当日観光バスなどの駐車場になる広場で、真空パックになったお土産用のいりもちが販売されますのでぜひお試しください!食べる前に温めるとより一層おいしくなります!!このお店では、地元の女性たちが作った炊き込みごはんや田舎寿司なども売ってきますので、こちらも要チェックです!!

 他にこの地域の特産と言えば「お茶」。高知県、特に仁淀川町のお茶は全国でも高い評価を受けていますが、静岡茶とブレンドされて流通することが多く、あまり知られていません。祭り当日には仁淀産100%のお茶が農協のテントなどで販売されますので、こちらもぜひお試しください!仁淀のおいしいお水も一緒に持って帰ってお茶を入れると、また格別です。

秋葉まつりをもっと知りたい方へ

本村組の油売り

【写真:本村組の油売り】

 秋葉まつりのことがもっと詳しく知りたい!という方のためにオススメなのが仁淀川町役場のHP。祭り当日の交通規制情報はもちろん、「観光・行事・史跡情報」のページでは練り(行列)のタイムスケジュールがばっちり、そして「仁淀川ナビゲーション」では音声ガイド付きの動画も見ることができます!
 他には地元の方が作っている秋葉祭りと別枝(秋葉まつりが行われている地区)紹介HPもあります。霧之窪地区の人が作っているので、これを見たら霧之窪の通になれること間違いなし!
 どちらもこのブログにリンクしていますので、ぜひ!

 祭り当日は華やかな表舞台に立つ人はもちろん、農協等で店を出す人や、役場職員は駐車場係などに総動員、女性陣は家でお客さんのお接待(神祭もかねているので)と地元民はおおわらわ。「いつも駐車場係で祭りを見たことがない」という役場職員も。それでも「こんな山奥まで来て頂いたのだから、ぜひ気持ちよくお祭りを楽しんでもらいたい」と一生懸命です。当日は至らないこともあるかもしれませんが、そんな山里の優しい人たちが支えてくれて毎年お祭りが行われているのです。どうか見にいらっしゃる方も優しい気持ちを忘れずに、あたたかい気持ちで祭りを見守ってあげてください。

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。